物語好きのブログ

映画や本の感想、自分の考えを書いています。 

「書評」に関してのまとめ

自分のブログで書いているものが何か、少し分からなくなってきたので自分の考えを纏めることにした。 ここから書かれている内容は本に対する書評に関してあれこれ考えた事が記述されている。 あくまで本だけを重視しており、他の作品群には言及しない。 まず…

ボノロン さいごのおきゃくさんの巻

ボノロンの記事としては二つ目になる。 一応、知らない人もいると思うのでここでボノロンの説明をしておこうと思う。 はてなブログの中でボノロンに関する記事を見かけたことがないので、僕がちゃっかりやってしまおうという考えでもある。 ボノロンとは? …

気がつけば、三ヶ月が過ぎていた

ブログを始めて三ヶ月が過ぎていた。「三ヶ月続ければそれは習慣になる」という言葉もあるし、これはもう習慣化できたのだろう。嬉しい。習慣化できて。まだ気を緩めるのは早いが。ブログを始めてからは何かが変わったようなきもするし、実は何も変わってい…

エンターテインメントとして素晴らしい映画 「グランド・イリュージョン」

スタイリッシュさを追求した映画。 あらすじ 4人のマジック集団「ザ・フォーホースメン」と名乗る集団が見せるマジックはありえないものだった。ラスベガスからパリの銀行を襲うことをやってのけたのだ。パリの銀行の紙幣は実際に消えており、FBIの捜査が…

言葉という凶器

言葉とは凶器だ。間違った使い方をすれば人を傷つけ切り刻む。この世の中にはあらゆる言葉が飛び交っている。一日に決して言葉を見ないという日はないだろう。それほど言葉とは溢れているのだ。そのなかで、言葉を大切に使わないまま自分の感情のみを言葉に…

感染の凄まじさがえげつない映画 「ワールド・ウォーZ」 

恐ろしいと思う。感染って。人類が滅亡する一番可能性のある要因だったりして。とりあえず一言。「最近のゾンビってアグレッシブだな」 あらすじ フィラデルフィアに住む元国連職員ジェリー・レインは、妻と長女レイチェルと次女コニーを学校に送るため自動…

「怪物はささやく」 三つの物語と、第四の物語 感想

「わたしが三つの物語を語り終えたら、 今度はおまえが四つめの物語を わたしに話すのだ。 おまえはかならず話す・・・・・・ そのためにこのわたしを呼んだのだから」これは、全ての真実を映し出す物語だ。人にとって物語とは癒しの存在だ。 虚構で彩られた…

「経済は感情で動く」 感想

僕たちは暮らしの中で、いろんな感情を体験するが、何かを決める段取りになると、その感情が判断を鈍らせ、求めていたものと大違いの結論を出す。 人の判断力は案外当てにならないものだ。本書では、その判断力を二十一世紀の新しい学問「行動経済学」を基に…

想いを形にする行為、それは尊い。

不可能だ。感情や感性をそっくりそのまま相手に伝えることは。 自分の内にある心を表現するために、人はあらゆる手段を使う。 例えば文章。自分の想いを言葉に乗せ、「楽しい」「悲しい」「嬉しい」といった感情を文章化することで相手に伝える。時には比喩…

吉田松陰が残した遺書「留魂録」 感想

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置かまし大和魂松陰が書き残した「留魂録」の冒頭文だ。「留魂録」とは死期を悟った松陰が牢内で書き上げた遺書である。 そして書き上げた翌日に、松陰は処刑されてしまう。 門下生のために残したこの「留魂録」は、どこ…

今週見た映画二つとその感想

映画の感想が全く書けていなかったのでネタバレを控えつつ簡単に感想を書いていく。 とりあえず二つほど「トライアングル」「奇人たちの晩餐会」まずトライアングルから あらすじ 友人に誘われ海に遊びにいったジェス達だが、海で嵐に見舞われて遭難してしま…

東大教授が教える独学勉強法を読んで

なぜ人は学ぶのだろうか? 独学のやり方を知るということは、これから生きていく上で大きな武器となる。 情報が錯綜し、氾濫している。その情報は多くの選択肢となって人に選択を迫ってくる。 今はそういった時代だ。 その中で僕達にできることは、自信をも…

文章を書くこと、それは世界を広げる行為だった。

ここのブログができて二ヶ月になる。着実に継続ができていて嬉しい。小躍りしたい。 最初の頃は継続させようと頑張ったが、今は自然と記事を書こうという気分になっていて、自然と指が動いているみたいだ。良い兆候といっていいだろう。この二ヶ月の間に、僕…

「アイデアのつくり方」 感想

頭の中でモヤモヤしていた部分が明瞭になった気がする。 ある問題に対して毎日思考を巡らせていると、突然天啓のごとくアイデアが降って湧いたことはないだろうか。 散歩中に突然今まで解けなかった疑問が一気に解けたり 何の関連性もないと思っていた分野か…

館島

笑えるミステリ。 あらすじ 天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は…

きみがぼくを見つけた日

恋は時間を越える。 あらすじ 美術を専攻するクレアは図書館へ資料を探しにやって来た。その図書館で働くヘンリーを見つけたクレアは彼にとても親しげに話しかける。クレアにとってヘンリーは運命の人だった。しかしヘンリーはクレアに会った記憶がない。そ…

月光

「―――人はどうして人を殺すんだろうね?」「―――-そうね」 「―――きっとそんな気分だったんだわ」 モノクロの景観に踊る、カラフルな傘。その描写が色鮮やかに感じられた。

緋色の囁き

読み終えた後、頭に残ったのは「赤」だった。 あらすじ 一人の女子生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。 その生徒は「私は魔女なの」と主人公に言い残す。 そこから連続惨殺事件が幕を開けた。 感想 赤い悪夢に主人公の冴子は惑わされる。 自分は何者なのか…

ボノロン お父さんの弁当の巻

ボノロンを知っているだろうか。心温まる優しい童話を。 セブンイレブンに置いてある無料でもらえる絵本。発行されるたびに読んでいるが、どこか、胸を打つ。自分が忘れている何か大事なこと。心の奥深くに沈んでいる小さな感情。そういった何かを想起させら…

ラン   コメント返信も

ラン (角川文庫)作者: 森絵都出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/02/25メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る 読み終えると外に出て走りたくなってしまった。いや、さっき走ってきた。走ることは…

ログ・ホライズン3

どんな世界で生きるにも、必要なのは「仲間」なのだろう。 この現実の世界、僕達は一人で決して生きていくことはできない。 身の回りに溢れている、あらゆる道具、機器、システム―――これらは先人達が努力を重ね、研鑽した結果受け継がれてきたものだ。 決し…

前向きな気持ちになる7つの方法

今回は自分が行っている気持ちの切り替え方、考え方を書いていく。 その中には簡単な方法から少し危険な方法もある。わかりやすくするために五段階の評価基準を設けることにした。 「使いやすさ」「危険度」「効果」に五段階評価の数値を与える。 ちょっと長…

殺戮にいたる病

衝撃を受けた。 あらすじ 連続猟奇殺人事件が発生する。 異常なまでの陵辱的惨殺。その犯人を元警部の「樋口」と、被害者の内の一人の妹「かおる」が追う。

プレステージ

全てはマジックだ。 マジックは3つのパートで成り立っている 最初のパートは「ブレッジ」 何でもない物を見せる カードや鳥やあるいは人 何かを見せて本物かどうか 観客に確かめさせる タネも仕掛けもないと だがもちろんタネはある2番目は「ターン」 その…

フライト

どこまでいっても、人は最後まで人でありつづける。 あらすじ オーランドからアトランタへ向かっていた飛行機が、突然制御不能の事態に陥ってしまう。機長のウィップは、背面飛行を行い、その後胴体着陸した。 乗っていた六人が死んでしまうが、それ以外が助…

ここのブログの紹介

ここのブログの紹介と僕の自己紹介を書いておく。 物語好きのブログの目的 ブログを始めた理由は二つある。 まず、ブログのタイトル通り僕は物語が好きだ。ありとあらゆる物語が好きだ。 物語に感動すると、なんだか救われた気分になる。だから、そのときに…

キャビン

久々にこういう系統の映画を見た気がする。 クローズドの世界で繰り広げられる殺戮劇。 ただしこの物語には黒幕の描写も多くされていて、凄惨な殺戮現場を安全地帯から見物する人たちも描かれている。そのギャップがまた人の恐怖心を駆り立てるのだろう。 最…

小説 黄金を抱いて飛べ

すごい。 すごすぎる。 簡単なあらすじ 六人の男達が金塊を強奪する話。 六人は厳重に守られた防御システムを突破できるか。 北川と、幸田の信頼関係が好きだ。互いを信頼しつつ、互いを理解しているが、芯の部分は理解できてない距離感が良い。 北川のカリ…

ニューシネマパラダイス

映画は素晴らしい、人生も同様に。 いろいろと書こうと思っていたが、ラストシーンが余りにも綺麗だったので、その感想を書こうと思う。 本編について少し触れていく。 トトとアルフレードの関係がとてもいい。 本来の父親は死んでいるトトにとっては、アル…

商店街は人で溢れかえっていた

大晦日やらカウントダウンの催しが各地で行われているが、多くの人は今年が最後の一日だと意識して行動してはいないと感じた。 最後の一日という意識というより、新しい一年の前準備のような意識の向け方だ。 これで終わりだと言う悲壮感に支配されての行動…