物語好きのブログ

映画や本の感想、自分の考えを書いています。 

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

吉田松陰が残した遺書「留魂録」 感想

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置かまし大和魂松陰が書き残した「留魂録」の冒頭文だ。「留魂録」とは死期を悟った松陰が牢内で書き上げた遺書である。 そして書き上げた翌日に、松陰は処刑されてしまう。 門下生のために残したこの「留魂録」は、どこ…

今週見た映画二つとその感想

映画の感想が全く書けていなかったのでネタバレを控えつつ簡単に感想を書いていく。 とりあえず二つほど「トライアングル」「奇人たちの晩餐会」まずトライアングルから あらすじ 友人に誘われ海に遊びにいったジェス達だが、海で嵐に見舞われて遭難してしま…

東大教授が教える独学勉強法を読んで

なぜ人は学ぶのだろうか? 独学のやり方を知るということは、これから生きていく上で大きな武器となる。 情報が錯綜し、氾濫している。その情報は多くの選択肢となって人に選択を迫ってくる。 今はそういった時代だ。 その中で僕達にできることは、自信をも…

文章を書くこと、それは世界を広げる行為だった。

ここのブログができて二ヶ月になる。着実に継続ができていて嬉しい。小躍りしたい。 最初の頃は継続させようと頑張ったが、今は自然と記事を書こうという気分になっていて、自然と指が動いているみたいだ。良い兆候といっていいだろう。この二ヶ月の間に、僕…

「アイデアのつくり方」 感想

頭の中でモヤモヤしていた部分が明瞭になった気がする。 ある問題に対して毎日思考を巡らせていると、突然天啓のごとくアイデアが降って湧いたことはないだろうか。 散歩中に突然今まで解けなかった疑問が一気に解けたり 何の関連性もないと思っていた分野か…

館島

笑えるミステリ。 あらすじ 天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は…

きみがぼくを見つけた日

恋は時間を越える。 あらすじ 美術を専攻するクレアは図書館へ資料を探しにやって来た。その図書館で働くヘンリーを見つけたクレアは彼にとても親しげに話しかける。クレアにとってヘンリーは運命の人だった。しかしヘンリーはクレアに会った記憶がない。そ…

月光

「―――人はどうして人を殺すんだろうね?」「―――-そうね」 「―――きっとそんな気分だったんだわ」 モノクロの景観に踊る、カラフルな傘。その描写が色鮮やかに感じられた。

緋色の囁き

読み終えた後、頭に残ったのは「赤」だった。 あらすじ 一人の女子生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。 その生徒は「私は魔女なの」と主人公に言い残す。 そこから連続惨殺事件が幕を開けた。 感想 赤い悪夢に主人公の冴子は惑わされる。 自分は何者なのか…

ボノロン お父さんの弁当の巻

ボノロンを知っているだろうか。心温まる優しい童話を。 セブンイレブンに置いてある無料でもらえる絵本。発行されるたびに読んでいるが、どこか、胸を打つ。自分が忘れている何か大事なこと。心の奥深くに沈んでいる小さな感情。そういった何かを想起させら…

ラン   コメント返信も

ラン (角川文庫)作者: 森絵都出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/02/25メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る 読み終えると外に出て走りたくなってしまった。いや、さっき走ってきた。走ることは…

ログ・ホライズン3

どんな世界で生きるにも、必要なのは「仲間」なのだろう。 この現実の世界、僕達は一人で決して生きていくことはできない。 身の回りに溢れている、あらゆる道具、機器、システム―――これらは先人達が努力を重ね、研鑽した結果受け継がれてきたものだ。 決し…

前向きな気持ちになる7つの方法

今回は自分が行っている気持ちの切り替え方、考え方を書いていく。 その中には簡単な方法から少し危険な方法もある。わかりやすくするために五段階の評価基準を設けることにした。 「使いやすさ」「危険度」「効果」に五段階評価の数値を与える。 ちょっと長…

殺戮にいたる病

衝撃を受けた。 あらすじ 連続猟奇殺人事件が発生する。 異常なまでの陵辱的惨殺。その犯人を元警部の「樋口」と、被害者の内の一人の妹「かおる」が追う。

プレステージ

全てはマジックだ。 マジックは3つのパートで成り立っている 最初のパートは「ブレッジ」 何でもない物を見せる カードや鳥やあるいは人 何かを見せて本物かどうか 観客に確かめさせる タネも仕掛けもないと だがもちろんタネはある2番目は「ターン」 その…

フライト

どこまでいっても、人は最後まで人でありつづける。 あらすじ オーランドからアトランタへ向かっていた飛行機が、突然制御不能の事態に陥ってしまう。機長のウィップは、背面飛行を行い、その後胴体着陸した。 乗っていた六人が死んでしまうが、それ以外が助…

ここのブログの紹介

ここのブログの紹介と僕の自己紹介を書いておく。 物語好きのブログの目的 ブログを始めた理由は二つある。 まず、ブログのタイトル通り僕は物語が好きだ。ありとあらゆる物語が好きだ。 物語に感動すると、なんだか救われた気分になる。だから、そのときに…

キャビン

久々にこういう系統の映画を見た気がする。 クローズドの世界で繰り広げられる殺戮劇。 ただしこの物語には黒幕の描写も多くされていて、凄惨な殺戮現場を安全地帯から見物する人たちも描かれている。そのギャップがまた人の恐怖心を駆り立てるのだろう。 最…

小説 黄金を抱いて飛べ

すごい。 すごすぎる。 簡単なあらすじ 六人の男達が金塊を強奪する話。 六人は厳重に守られた防御システムを突破できるか。 北川と、幸田の信頼関係が好きだ。互いを信頼しつつ、互いを理解しているが、芯の部分は理解できてない距離感が良い。 北川のカリ…

ニューシネマパラダイス

映画は素晴らしい、人生も同様に。 いろいろと書こうと思っていたが、ラストシーンが余りにも綺麗だったので、その感想を書こうと思う。 本編について少し触れていく。 トトとアルフレードの関係がとてもいい。 本来の父親は死んでいるトトにとっては、アル…