物語好きのブログ

映画や本の感想、自分の考えを書いています。 

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

素直に作品を評価する

良いものを素直に、「良い」と断言するのは案外難しいことなのかもしれない。人が作品に接してその作品を評価するとき、人は作品を通じてその奥に潜む作者に目を向ける。たとえば「この作品は~~という人物が作ったから良い!」とか。 こういった作品評価を…

走る

神戸マラソンと大阪マラソンに応募した。 昨年の神戸マラソンに参加して以来、走ることに病み付きになっている。 昨年のフルマラソンは練習不足により酷い目にあった。完走はできたものの脚が3日間ほどまともに動かせなかったのが辛い。しかし、走るのは楽し…

月に一度の反省

さて、ブログを始めておおよそ五ヶ月がすぎた。いろいろと考えが僕の頭の中を渦巻いている。それらのことを少し書いていこうと思う。 月に一度の反省は、次から月末にする。 感想文の変化と考え まず、感想文のスタイルが少しずつ変化してきている。 その変…

この桜をあと何回見ることができるだろうか

「この桜をあと何回見ることができるだろうか」 桜の季節を迎えるたびに、何度もその想いが胸を貫く。 僕はこの景色の美しさを、どこまで追い続けることができるのだろうかと。うららかな風に誘われるまま、僕は河川敷の斜面にゴロンと寝転んで、ずっと一人…

この曲を本気で聞いた者は悪人になれない「善き人のためのソナタ」 感想

「この曲を本気で聞いた者は悪人になれない」このキャッチコピーが本作の全てを物語っている。 舞台は社会主義がまだ浸透していた旧東ドイツとなる。現代の日本とは異質かもしれない。しかし、そこに描かれていたのはどこの世界でも変わることのない人間の姿…

生きるとは、物語を書くこと

人は誰もが生きている上で物語を書いている。この「書く」という行為は決してペンで記述したりキーボードを打鍵するという意味ではない。それは「日々を積み重ねていくこと」。笑い、楽しみ、怒り、悔しさや悲しみに涙し、喜びに心震わせる。そんな小さな日…

終わらない二月二日「恋はデジャ・ブ」 感想

「恋はデジャ・ブ」というタイトルだけ読むとただのラブコメものだと予想してしまいそうだ。しかし、本作はタイムループものでもある。超面白かった。 不可思議な現象によって同じ日を繰り返すことになった主人公フィルが、自分を見つめなおし自分を変えてい…

物語について

過去に書かれた僕の映画や小説の感想を読んでみると、僕が「物語」に求めているものが何なのわかってきた。僕が「物語」に託そうとしていることが少しづつ浮かび上がってきたともいえる。 託そうとしているものは「潤い」だ。 つまるところ、僕は自分自身の…