物語好きのブログ

映画や本の感想、自分の考えを書いています。 

前向きな気持ちになる7つの方法

今回は自分が行っている気持ちの切り替え方、考え方を書いていく。
その中には簡単な方法から少し危険な方法もある。

わかりやすくするために五段階の評価基準を設けることにした。
「使いやすさ」「危険度」「効果」に五段階評価の数値を与える。
ちょっと長く書いてしまっているので、あしからず。



1 物事の視点を変える 使いやすさ5 危険度1 効果4

物事にはあらゆる側面が存在する。そして全員が同じ見方になる事象は存在しない。
全ての物事を、わざわざ悪い側面を見て対応するのではなく、良い側面を見て対応するべきだ。

具体的な例を挙げて説明すると、例えば本屋に目的の本を買いに行ったとする。ところが目的の本が探しても見つからず途方に暮れている状況になったと仮定しよう。
そこからの考え方が重要である。「運がわるいなー」と考え、落胆しつつ帰路に着くのは良くない考えだ。非常に良くない。悪い癖だ。最悪だ。
だから少し視点を変える。ポジティブに考えるのだ。
少し微笑みをかましながら「別の本が買えるじゃん!」とか「散財せずにすんだ!」と良い側面を見つけること。それだけで大きく心境は変わってくる。


たしかに、悪いイメージを見てしまうのは人間の習性でもある。最悪の状態を考えること、それも重要だと思う。
だからといって、悪い面ばかりに目を向けるのは何の得もないことも事実だろう。
視点の変更に関して、最初は難しい部分もある。だが毎日それを実践していいると、簡単にできるようになり、それは自分の武器になる。自分を守る良い武器だ。

「嫌われる勇気」という本を読んだり、「ライフイズビューティフル」の映画の主人公「グイド」のような生き方を真似るというのも参考になると思われる。


2 自転車を漕ぎながら歌う 使いやすさ4 危険度4 効果4

自転車を漕ぎながら歌っている人物を見たことはないだろうか。陽気に歌い、スイスイと風を切って進む自転車を。僕は自転車に乗りながら陽気に歌う人物の状態を、「陽気な状態」と呼んでいる。
端から見ればその行為は痛々しく映っているだろう。たしかにそれは痛々しい行為かもしれない。

ただ歌っている方からすれば楽しいのだ。
自転車の遅すぎず速すぎないあの疾走感。歌いたくもなる。(言い訳)

だが危険もそこには存在する。
まず知り合いに見つかったときの気まずさがある。
僕は現に三回ほど、「陽気な状態」の僕を友人に確認されてしまっている。気にはしなかったつもりだが、少し恥ずかしかった。
高校時代には好意を抱いていた女の子にも見つかってしまい、曖昧な笑みを浮かべさせてしまったこともある。その時僕は少なからずダメージを受けた。部屋にこもって悶絶し、もんどりうって倒れたりもした。
つらかった。

注意力がなくなるのも危険だ。
余りにも歌に夢中になりすぎて、事故になる可能性があるというのは良くないことだ。
だから「陽気な状態」になるには細心の注意を払うことが必要なのだ。
決して楽しいだけではない。

その危険要素二つを解決する方法がある。

それはロードバイクで国道を走ることだ。
それならば目撃しようにも普通の自転車よりかはロードのほうが早いので目撃されにくく、ヘルメットで変装状態にもなる。
歌っても車の騒音でかき消され、国道なので事故も起きにくい。

これなら誰の目もきにせずに「陽気な状態」になれる。
素晴らしい。(僕は何を書いているのだろうか)



3 とにかく笑う 使いやすさ3 危険度2 効果4

「笑うかどには福来る」ということわざがある。笑っていれば良いことは自然とやってくるよーという意味だ。
それを実践することで前向きな気持ちになりやすくなる。
良い事がないから笑えない?笑えることがない?
なかなか笑うことに慣れていない人はそう思ってしまうだろう。物事を俯瞰から眺め、傍観者のような立ち位置にいる人ならばなお更のこと。冷静でありたい、人にまともに見られたいと考えてしまうのだろう。
断言する。そんなことは気にせず笑うといい。
別に、大声を上げて笑う必要はない。どちらかといえばニヒルに、クールに笑うようにすればいいと考えている。
だれかが話しているときもクールに微笑みながら話を聴く。それだけでも十分に効果がある。
笑い癖をつけるとでもいえばいいのだろうか。笑うことを癖にしておけば案外ストレスが溜まらなくなる。
そして科学的にも笑いは良いことがわかっている。
自律神経の促進
脳の働きの活性化
免疫力の向上
などなど
ただ余りにも笑ってばっかりいると、少し変な目でみられることになることもある。
そこは上記にも説明した「物事の視点を変え、良い方にもっていく」を実践すれば何の問題もなくなる。
それに笑う人間に悪いイメージなんて普通は持たれない。笑っている人間に悪いイメージを持つのは、相手側に問題があると断言しよう。

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ。


4 とにかく泣く 使いやすさ2 危険度2 効果5

最近泣いたことがあるだろうか?
泣くのはみっともない。だらしないと考えているのではないのだろうか?
たしかに大の大人が泣くというのは弱い人間なのかもしれない。
だが強い人間なんてこの世にはいないというのも事実だ。
全員どこかに心の傷を負っているし、完全に受け入れることはできない。

だからそんなことは気にせず、思いっきり泣くことをオススメする。

科学的見地から見ても、泣くことは体にも精神的にも良いとされている。
泣くことが難しいという人間もいるだろう。
その場合、自分にあった泣き方を見つけることが大事なんだと思っている。
僕の出した答えは物語に感情移入すること。これが一番効果があるのではないかと推測している。
どんな物語でもいい。小説ドラマ映画絵本劇なんでもいい。その物語の世界に自分がいるようなイメージを持つこと。登場人物の気持ちになってみること。それを繰り返すうちに、悲しい物語を読む時がくる。その時、キャラクターに上手く感情移入していれば、自然と涙がでてくることがある。

嘘泣きでもいい。涙を流すことは決して悪いことではない。


5 走る 使いやすさ3 危険度3 効果4

全力で足が完全に動かなくなるまで走る。筋肉痛になるのも気にせずただ走る。
上記の方法でも前向きになれない場合、僕は走ることにしている。
近くに河川敷でもあるのなら、そこでいろんな方法で走るといい。
ただ全力で走るか、持久走にするか、それは自分にあったやりかたがあると思う。

人間とは動物である。
最近はそれを自覚していない人間が多い気がする。自然とはめっきり関係ない社会で生きているならば、それは仕方の無いことかもしれないが。
だが人間は動物だ。原始的な生き物なんだ。
ならば走るしかないだろう(論理的ではないが気にしない)
空気を切り裂くように腕を振り、足でしっかり大地を踏みしめ前へ跳ぶ。
その行為にはなんの善悪も理由も存在しない。ただ前へ。
全身を前へ跳ぶ為だけに全力を尽くす。なんと素晴らしいことだろうか。
走りきったあとは大の字になり空を見る。
自分の無力さ、肺全体に満ちる新鮮な空気。透き通っていく風。いいようもない心地よさ。今そこにあるものが全てだと実感する。
走ることは多くのことを教えてくれるのだ。

もちろん準備体操してから走るようにしないと痛い目にあうのでご注意を。(体験談)

6 山に登る 使いやすさ2 危険度4 効果5

山頂からの広大な景色を見たことがあるだろうか?
もし見る機会があるのなら、ぜひ一度見ておくことをオススメする。できるなら晴天で、朝から昼になるまでの時間帯が望ましい。そこは日常にはない景観が広がっているはずだ。
新緑の世界は人の心を癒し、新鮮な空気は全てを浄化する。
白と緑と青。その色だけが全ての領域に侵食し、視界を満たしていく。

そこで大声をだしてみてほしい。できることなら声が枯れるくらいに、肺に空気が無くなるほどに。
その声は山々に反響し、こだまとして世界に満ちていくはずだ。
そして空気の振動は、木々や大地が優しく包容してくれる。
得体の知れない心地よさがそこにある。

登る道中にも楽しいことはたくさん転がっている。それを発見するのも山登りの醍醐味だ。

ただ山は時に厳しい面もある。危険も転がっているのだ。
突然降りしきる雨もある。道に迷う可能性もある。
だから登るときは細心の注意を払い、準備をしてから登ることをオススメする。




7 好きなことをする 使いやすさ5 危険度3 効果5

単純なことだ。自分の好きなことに全ての情熱をかける。それ以上の幸福がどこにあるというのだろうか。
下手でもいい。ようするに熱意の問題なんだと僕は考えている。
「好きなことのはずなのに、熱意が保てない!保てないということは好きなことではないんじゃなかろうか!?」という考え方をする人もいるだろう。
僕は実際にそういう考え方をしている人間だ。なんで好きなことなのに熱意を保てないのだろうかと。才能がないのだろうかと。
熱意を保つ方法にはどうすればいいのだろうか。
僕の出した結論では、明確な目標を持つことが大事だと考えている。
そしてその目標は、なるべく小さく、とても小さいことに設定することが肝要なんだと意識している。
たとえば文章を書きたい!という状態の人間がいるとする。だが一向に文章が思い浮かばず、絶望に打ちひしがれているとしよう。
その場合の解決方法は、目標を分割し、小さくすることだ。
まずは一行だけ書こうと決めたり、書く内容だけを決めたり、とにかく小さくやっていくことが大事なんだと心がけるべきだ。

童話の「ウサギとカメ」では、カメは決して速くは走れないが、小さく前に進むことでゴールにたどり着くことができた。ゴールにたどり着いた要因は、小さくても遅くてもいいから前に進もうとしたからだ。


少し話がずれてしまったが、とにかく好きなことをする。これが一番大事なんだ。




以上が、僕が行っている方法論だ。
僕にとってそれら7つは、自分には意味があり、そして誰にも迷惑を掛けていない行為だ。
変態性がある行為も多分に含んではいる気がするが、それは相手が判断することだ。気にすることはない。

胸を張って生きたいものだ。たった一度きりの人生なのだから。





ここまで読んでいただき、ありがとうございました。